新着情報
新着情報

2023年4月24日(月)「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録全国推進協議会設立総会

「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会設立趣意書(案)
2023年4月24日(月)
「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録全国推進協議会設立総会

「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会設立趣意書(案)


温泉は、豊かな自然の恵みであり、日本全国の各地域にあって、古より人々の心身を癒やしてきた、日本人にとって不可欠な文化である。

温泉には、歴史や信仰のある温泉地や湯治文化、心身の疲れを癒やす旅館など、古き良き日本の文化が残されており、古事記、日本書紀、万葉集などの書物や古い絵図などにも随所に記されている。
約 1300年前に書かれた「出雲国風土記」には、玉造温泉について、「いで湯に一度入ると容姿が美しくなり、再び入れば万病が治る」とある。

自然の恵みを生かした温泉は、持続可能なエコシステムであり、多様な泉質による効能は人々の健康を増進する。温泉ではすべての人が平等であり、温泉文化には、日本人の中に流れる SDGs の精神が息づいている。
まさに、⾧い歴史を有する、日本固有の文化であり、世界に誇るべき文化である。

現在、日本国内には約3千の温泉地があり、そこには約1万3千もの温泉宿泊施設がある。

しかし、その数は、人口減少・高齢化・後継者不足などにより、2010年をピークに減少傾向にある。

さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大により、温泉文化を守り、伝えていく役割を担う旅館・ホテル業などに携わる私たちは、未曾有の厳しい経営状況に置かれている。

また、国おいて、観光産業が日本の基幹産業の一つとして位置づけられ、観光立国実現に向けた施策が展開されてきた。
しかし、コロナ禍における2021年の国内旅行消費額は、2019年比58.1%減の9兆1,835億円となり、2010年以降で最低値を記録した。

これを受け、今こそ私たちは、コロナ禍から力強く立ち直り、温泉地の再生と観光産業の発展に全力で取り組んでいかなければならない。そして、温泉の文化的価値を見つめ直し、温泉地で働く人々の誇りと希望を一層強く、大きくしていきたいと考えている。

アフターコロナ時代を見据え、国内外の付加価値の高い需要を喚起することが、温泉地の活性化につながっていく。
日本固有の文化である「ONSEN」を世界共通語として広く知らしめ、「ONSEN」のブランド化を図っていくことが喫緊の課題である。そのためには、「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録の実現を目指していきたいと考えている。

その機運を醸成し、日本固有の文化である温泉文化の保護・活用・発信を図り、次代へとつないでいくため、ここに「『温泉文化』ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会」を設立する。
そして、地域の温泉地や行政、関係企業・団体とも連携し、多くの方々の賛同を得ながら、登録の早期実現を目指して活動していく。

以上の趣旨へのご賛同と、積極的なご協力を賜りますようお願い申し上げる。

令和5年4月24日

発起人

一般社団法人日本温泉協会会長 笹本 森雄

一般社団法人日本旅館協会会長 大西 雅之

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会会長 多田 計介


https://www.facebook.com/japanonsenassociation/
一般社団法人 日本温泉協会 荒井英世
〒102-0093
東京都千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館3階
TEL 03-6261-2180  FAX 03-6261-2179
カレンダー
< 2023/04 >






1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30





過去の記事
交通アクセス
ご予約
お電話